先日、ニュースで、パーソナルトレーニングで事故が相次いでいるとの報道がありました。
トレーニングする人の体力、レベルに合わせたメニューを組み、マンツーマンでケアしながらのパーソナルトレーニングなのに、なぜけがをしてしまうのでしょうか?
その原因は急造トレーナーにありました。
女性に人気のパーソナルトレーニング
健康志向の高まりと共に、パーソナルトレーニングが注目されています。特に30代から40代の女性たちの間で人気が高まっているこのトレーニング方法は、専門のトレーナーの下で、個々の体調や体力に合わせたメニューを提供することが魅力です。
しかし、この健康への近道が思わぬ落とし穴になることもあるようです。
急増するトレーニング関連の事故
最近の報告によると、パーソナルトレーニング中の事故が急増しています。昨年だけで50件を超える事故が報告されており、その多くが過度なトレーニングによるものです。
例えば、重すぎるバーベルを持たされた後に肩の損傷を診断されたケースや、繰り返しの持ち上げ運動で肋骨を骨折したケースなど、深刻な怪我も発生しています。
ケガの原因はトレーナーの質
このような事故の背景には、トレーナーの質のばらつきがあります。フィットネス業界の急成長に伴い、短期間でトレーナーを育成し、配置するジムが増えています。
しかし、これがトレーナーの質に大きな差を生んでおり、十分な知識や経験がないトレーナーによる不適切な指導が事故を引き起こしているのです。
消費者安全委員会による調査
これらの問題を受けて、消費者安全委員会はパーソナルトレーニングでの事故について調査を行うことを決定しました。ジムの運営者へのヒアリングを含むこの調査は、事故の原因を明らかにし、将来的な安全対策の策定を目指しています。
安全なトレーニングのために
このような状況を踏まえ、私たち消費者も、ジムやトレーナーを選ぶ際には慎重になる必要があります。トレーナーの資格や経験、過去のクライアントのフィードバックなどを確認し、自分の体力や健康状態に合ったトレーニングを選ぶことが重要です。
健康への第一歩は安全から
健康を求める過程で、怪我をしては元も子もありません。パーソナルトレーニングは確かに効果的な手段ですが、安全第一で取り組むことが何よりも大切です。
トレーニングを始める前に、自分の体と相談し、適切なトレーニング方法を選ぶことが、健康への真の近道と言えるでしょう。